Web集引は選択が重要

これまでさまざまなWeb集引の手法を見てきましたが、その種類の多さから「結局どれを選べば良いのか分からない」と感じる方も多いのではないでしょうか。実際、企業ごとに最適な集引方法は異なり、一概にこれが正解というものは存在しません。

そこで、この章では簡単な設問に答えていくことで、自社に合った集引施策のヒントを得られるように構成しています。あくまで目当てではありますが、Web集引の方向性を考えるうえでの参考にしてみてください。

設問から探る最適な集引方法

Q1. 予算がほとんどない？

→ SEO対策

広告出稿には費用が必要ですが、SEO対策を中心としたコンテンツマーケティングは、内製化することで出費を抑えることが可能です。人件費や作業時間はかかりますが、長期的な視点で資産となる施策です。

Q2. 今すぐ売上を伸ばす必要がある？

→ リスティング広告、営業活動

77短期的に売上を上げたい場合は、即効性のあるリスティング広告を活用するのが効果的です。少額から始められ、顕在層に直接アプローチが可能です。また、これまで接点のあった見込み客へのメールや電話など、直接的な営業活動もあわせて検討しましょう。

Q3. コンテンツ製作が得意？

→ SEO対策、SNS運用

8記事や動画などのコンテンツを製作するスキルやパートナーがあるなら、オウンドメディアでのSEO対策やSNSでの情報発信によって中長期的な集引が見計れます。

→ リスティング広告、SNS広告、外部メディア

一方でコンテンツ製作が苦手な場合は、LP（ランディングページ）を製作してリスティング広告で集引したり、SNS広告、あるいは外部メディアへの出稿による集引が現実的です。

Q4. リスティング広告やSEO対策はすでに実施済み？

→ SNS広告、ディスプレイ広告、リマーケティング広告、アフィリエイト広告、外部メディア

すでに顕在層向けの施策を一通り試している場合は、認知拡大や潜在層へのアプローチに注力するフェーズです。

→ リスティング広告、SEO対策

まだ基本的な施策に着手していない場合は、まずはリスティング広告やSEO対策などの王道施策から始めるのがおすすめです。

最適な施策は試行錯誤から生まれる

いかがでしたか？設問を通じて、自社の状況や目的に応じたWeb集引の方向性を見つけるヒントが得られたかと思います。

ただし、これらはあくまでも目当てです。最終的には、実際に小さく始めて、データをもとに改善を繰り返していくことが成果につながります。