このページを日本語で閲覧するには「続ける」を押してください。
Press "Continue" to see this page in English.
2025
6
17

Webflow × GSAPの統合:今、何が起きていて、これからどうなるのか?

WebflowによるGSAPの買収は、Webデザインの未来を大きく変える一手となりました。これまで複雑だった外部統合は不要になり、今ではWebflow内から数クリックでGSAPを使い始められます。本記事では、買収の背景や最新の統合状況、そして今後の展望までをわかりやすく解説。ノーコードユーザーも、開発者も、この変化がもたらす新しい可能性をぜひチェックしてみてください。

Francesco

Introduction

Webflow を使ったことがある方なら、そのレイアウトの自由度やレスポンシブ対応、コンテンツ管理のしやすさに驚いた経験があると思います。

さらに高度なアニメーションや洗練されたインタラクションを取り入れたいと思ったときに、GSAP(GreenSock Animation Platform)というライブラリに出会った方も多いでしょう。

画像出典:GSAP公式サイト(https://gsap.com/)

GSAPは、滑らかで高性能、そして精密なアニメーションを実現できる、世界的にも評価の高いJavaScriptライブラリです。

Nike、Gucci、マクドナルド、Samsung、コカ・コーラ、Spotify、Google、Microsoftといった世界的ブランドも利用しており、Awwwardsで受賞歴のある数々の高品質なサイトでも多用されています。

そんなGSAPですが、もはや“外部ライブラリ”として扱われる時代は終わりつつあります。

2024年10月、WebflowがGSAP(GreenSock)を正式に買収したことで、ウェブ制作の世界に大きな変化が起き始めました。

なぜWebflowはGSAPを買収したのか?

画像出典:Webflow公式ブログ(https://webflow.com/blog/webflow-acquires-gsap)

2024年10月15日、WebflowはGSAPの開発元であるGreenSockを買収したと発表しました。

これは単なる技術やビジネス上の判断ではなく、Webflowの掲げる大きなビジョンの一環です。

それは、Webflowを「Website Experience Platform」へ進化させるという構想。

つまり、ビジュアルデザイン・パフォーマンス・自由な表現を、すべて一つのツールで実現できる未来です。

実際、これまでも多くのユーザーがWebflowとGSAPを手動で組み合わせ、より豊かな表現を生み出してきました。

しかし、Webflowははっきりとこう宣言しました。

「GSAPはもはや外部ツールではなく、Webflowの未来を形づくる中核的な存在だ」と。

進化する統合体験:これまでとこれから

画像出典:Webflow公式ブログ(https://webflow.com/blog/gsap-becomes-free)

買収発表直後、Webflowは思い切った一手を打ちました。

それは、GSAPをWebflow以外のプロジェクトでも完全無料で使えるようにしたことです。

ReactやHTMLなど、他のフレームワークやツールで作られたサイトでも、ライセンス料なしで自由に使えるようになりました。

これはクローズドなソフトウェアが多い中で非常に珍しく、Webflowがクリエイターコミュニティをどれほど大切にしているかがうかがえます。

また、GSAP自体も進化を続けています。

特に注目されているのが、SplitTextプラグインの全面リファクタリングです。

文字・単語・行単位でのアニメーションを細かく制御できるこのプラグインは、より軽く、速く、モダンな開発環境に対応する形で再設計されました。

では、Webflowとの統合状況はどうでしょう?

現時点では、完全なビジュアルUI統合は進行中ですが、すでに数クリックでGSAPをWebflowプロジェクトに組み込めるようになっています

  1. プロジェクトの Settings を開く
  2. GSAP タブをクリック
  3. Core のトグルをONに
  4. 必要であれば使用するプラグインを選択
  5. Save をクリックして完了

もう、わざわざカスタムコードパネルにCDNリンクを入力する必要はありません。

ノーコードユーザーでも扱えるレベルにまで統合が進んでいることは、大きな進歩といえるでしょう。

Webflow × GSAPの未来

今回の統合は、あくまでスタートに過ぎません。

Webflowが目指しているのは、単なるノーコードツールではなく、本格的な“インタラクティブ体験”を設計できるプラットフォームです。

今後のロードマップとしても、アニメーションシステムの刷新が示唆されています。

その中心にあるのが、GSAPにインスパイアされた「タイムラインベースのアニメーション構築」という考え方です。

近い将来、次のようなことがWebflowのUI内で実現できるようになるかもしれません:

  • コーディングなしで複雑なアニメーションを設計
  • 複数ステート間のスムーズな遷移を視覚的に作成
  • スクロール、クリック、ホバー、CMS連動など多様なイベントに対応

そして、これは単なる視覚的な演出にとどまりません。

アニメーションの正確なタイミング制御やパフォーマンス最適化が可能になることで、アクセシビリティやUXの向上にもつながります。

企業やチームにとっても、制約を減らし、より柔軟に価値あるプロダクトを提供できる環境が整っていくでしょう。

これから、どう動く?

WebflowとGSAPの統合は、ウェブ体験そのものを大きく変えつつあります。

でも、どれだけ技術が進化しても、変わらない真実があります。

「あなたのWebサイトは、あなたのビジネスの成長を妨げるものであってはならない」

私たちSupasaitoでは、この考え方を軸に、日々サービスを提供しています。

洗練されたデザインと、実際に使いやすい仕組みを両立させる。

そのために、Supasaito Academy では「自分で実装する力」を身につける学びを提供し、

将来の成長に合わせて柔軟に拡張できるWebサイトを制作しています。

もし今のサイトが、「あなたの成長を妨げている」と感じているなら、

ぜひ一度ご相談ください。

無料コンサルティングをご予約いただければ、ビジネスの方向性に合わせた改善のヒントをお伝えします。

→ 無料相談を予約する

メールマガジン

最新アップデートに登録

メール登録することと、ビジネス成長を支える技術的なノウハウと有益なアップデート情報が届きます。

あなたのプライバシーを大切にし、迷惑メールの送信のためにメールアドレスを使用しません。配信停止はいつでも可能です。

送信することでプライバシーポリシーに同意したとみなされます。

You successfully subscribed!
Error happened while sending your form.
支援先企業

あなたのWeb課題を解決

我々は東京・原宿を拠点にしたウェブ会社です。

スーパーサイトのクリエイティブな国際チームがあなたの抱えているチャレンジにソリューションを提供します。