株式会社スーパーサイトのCEOであるイーゴリ・ヴォロシオフ氏が、EconsulateとTakeoff Tokyoが共同制作するポッドキャスト「Startup pass-port」にゲスト出演しました。番組内で同氏は、企業の規模を問わず、ウェブデザインの改善を通じて日本企業のオンラインプレゼンスを向上させることがSupasaitoのミッションであると語りました。特に、ビジネスを加速させるための「ノーコード」技術の戦略的な活用が重要であると強調しました。
イーゴリ氏は、国際関係学を学んだ後、日本のテクノロジー業界で活躍するに至った自身の経歴を紹介。その中で、多くの日本企業が10年以上も更新されていない古いウェブサイトを使い続けているという課題を指摘し、最新のデザインを取り入れることで大きなメリットが生まれると述べました。一例として、スーパーサイトが創業70年の印刷会社のウェブサイトを、元のブランドイメージを維持しつつモバイル対応の現代的なデザインへとリニューアルした成功事例を挙げました。
対談では、スタートアップにとっての俊敏性(アジリティ)の重要性にも言及。マーケティングチームがWebflowのようなノーコードツールを使いこなし、自らウェブサイトを更新していくことを推奨しました。Webflowの「コンポーネント機能」を活用すれば、デザイン済みのパーツを効率的に再利用できるとその利点を説明。さらに、「デザインに着手する前にコンテンツを固める」「開発上の制約も考慮してデザインする」といった実践的なアドバイスも送りました。
今回のイーゴリ氏の出演は、情報量の多いレイアウトを好む日本のウェブデザインの背景にある、文化的なコミュニケーションの特性など、独自の美学に対する貴重な視点も提供しています。
スーパーサイトはウェブサイト制作事業に加え、Webflowの使い方を教えるアカデミーも運営しています。このエピソードはApple PodcastとSpotifyで聴くことができます。